暴飲暴食
皆様こんにちは。
このご時世であまり体を動かさずに食事量は同じなんてこと多いですよね。
暴飲暴食について興味深い研究結果が出てます。
アメリカのミシガン大学の研究によると、1週間の暴飲暴食によるダメージは少しのエクササイズでチャラになることがわかっています。
21~26歳の健康な成人を二つのグループに分けて、1週間、いつも食べている量に30%程度プラスした食事を続け、次のような行動をとってもらいました。
一つのグループは、1週間で最低でも150分程度(まとめてではなく、1日20~25分程度)の散歩や軽いランニング、スクワットなど、マイルドな有酸素運動をしてもらう。
もう一つのグループは、1週間、食べるだけで何もしない。
実験終了後、全員の糖代謝と体脂肪のサンプルを分析し、炎症のダメージがどの程度起きているかを調べると、次のことがわかりました。
エクササイズをしながら暴飲暴食をしたグループは、脂肪の炎症がまったく確認できなかったうえ、糖代謝のダメージもゼロだった。
エクササイズなしで暴飲暴食をしたグループは、体内の脂肪の炎症レベルが上昇した。
つまり、プラス30%のカロリーで暴飲暴食をしたにもかかわらず、1日わずか25分程度のマイルドな運動をするだけで、ダメージを防ぐことができたのです。
また、2012年に行なわれた、810人を対象にした大規模な実験でも、定期的な有酸素運動でメタボの症状が消えたという結果が出ています。
この研究からも、軽い定期的な運動が食べすぎのダメージを防ぐと考えていいのではないでしょうか。
ほかにも、やせている運動不足の人と、太っているけれど継続して運動している人を比較すると、後者のほうが健康的だという研究もあります。
やせているか太っているか、つまり、食べないか食べるかよりも、運動することが大事なのです。
1日少しの時間、軽い運動をするだけで暴飲暴食の悪影響をリセットできますから、食べすぎた、飲みすぎたと自分を責める必要はまったくありません。
食べるのが好きな人、暴飲暴食がどうしてもやめられない人は、朝の通勤時間を利用して、少し早歩きをする習慣を身につけてはいかがでしょうか。
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